日本国内の暗号資産取引所である、DMM Bitcoinを利用した事があるだろうか?
私は、アルトコインの取引をする際に、よく利用していた取引所である。
アルトコインの取り扱い銘柄が多いので、いろいろ取引したい人にはお勧めだ。
どの暗号資産取引所を利用するか悩んでいる人は、DMM Bitcoinを選んでみては?
それでは、さっそくDMM Bitcoin取引所の解説をしていく。
基本情報
- 運営会社:株式会社DMM Bitcoin
- 設立日:2016年
- 取引方法:現物(購入形式のみ)、レバレッジ
- 銘柄:BTC、BCH、ETH、LTC、XRP、XEM、XLM、ETC、BAT、QTUM、MONA
- 口座開設費:無料
- 口座維持費:無料
- 入出金手数料:無料
- 送金手数料:無料
- 取引手数料:無料(レバレッジ手数料を除く)
- 最大レバレッジ率:4倍
- 過去の発生事案:特に無し
- 公式サイト:https://bitcoin.dmm.com/
詳細情報
DMM Bitcoinの本社は、東京都中央区に置かれている。
「関東財務局長 第00010号(暗号資産交換業)」:金融庁より暗号資産交換業の認可を受けている
「関東財務局長 第3189号(第一種金融商品取引業)」:財務局より登録が完了している
資本金は、28億7000万円と比較的多めである。
自己資本規制比率は、379.6%(2020年9月末時点)で、今のところ経営状況に問題はない。
取引方法の種類
DMM Bitcoinの取引方法は、以下の2つ用意されている。
- 販売所
- レバレッジ取引
<①:販売所> 初心者向け
投資家と取引所が、売買する方法である。
DMM Bitcoin取引所の提示価格で、投資家は購入または売却をする事になる。
その為、販売価格が少し割高感なのは否めない。
数量を指定するだけで、即座に売買が成立する為、非常に簡単である。
今すぐ購入したい場合は、販売所を利用するのもアリだろう。
<②:レバレッジ取引> 上級者向け
投資家と取引所が、レバレッジ取引を行う構図である。
注文方法は、「ストリーミング・指値・逆指値・OCO・IFD・IFO・BitMatch」
決済方法は、「一括決済・クイック決済」
業者の提示仲値価格を参考とし、発注から30秒における仲値価格で取引成立する注文方法。
取引対象となる銘柄、数量に対し顧客同士の注文をマッチングするが、約定における顧客の取引相手は業者である。
顧客の注文が他の顧客の注文と一部又は全部が対当した場合、その一部又は全部についてマッチングが成立し、マッチング時点における仲値価格で約定する。
一方で、30秒以内に顧客の注文が他の顧客の注文と対当しなかった場合、その一部又は全部についてマッチングは成立せず、成行注文にて時価で約定する。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
販売所方式 | 数量を気にせず、いつでも売買可能 | スプレッドが広い事がある |
取引所方式 | 希望価格で売買が可能 | 希望価格での数量が少ない事がある |
取り扱い銘柄
銘柄 | 販売所 | レバレッジ取引 |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 〇 | 〇 |
イーサリアム(ETH) | 〇 | 〇 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | × | 〇 |
ライトコイン(LTC) | × | 〇 |
リップル(XRP) | 〇 | 〇 |
ネム(XEM) | × | 〇 |
ステラルーメン(XLM) | × | 〇 |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | × | 〇 |
クアンタム(QTUM) | × | 〇 |
イーサリアムクラシック(ETC) | × | 〇 |
モナコイン(MONA) | × | 〇 |
手数料・費用
<口座費用>
口座開設費 | 無料 |
---|---|
口座維持費 | 無料 |
<入手金手数料>
日本円 | 暗号資産 | |
---|---|---|
入金 | 即時入金:無料
振込入金:振込手数料はお客様負担 |
無料 |
出金・送金 | 無料 | 無料 |
<取引手数料>
販売所 | レバレッジ取引 | |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 無料 |
ロスカット手数料 | – | 無料 |
レバレッジ手数料 | – | 建玉ごとに 0.04% / 日 |
銘柄 | 取引単位 | 取引単位あたりの手数料額 | 最小発注数量 |
---|---|---|---|
BTC/JPY | 0.001 | ¥2 | 0.01 |
ETH/JPY | 0.01 | ¥6 | 0.1 |
XRP/JPY | 10 | ¥6 | 100 |
<BitMatch取引手数料(レバレッジ取引)>
銘柄 | 取引単位 | 取引単位あたりの手数料額 | 最小発注数量 |
---|---|---|---|
BTC/JPY | 0.01 | ¥3 | 0.1 |
ETH/JPY | 0.1 | ¥19 | 1 |
XRP/JPY | 100 | ¥12 | 1000 |
BAT/JPY | 100 | ¥103 | 1000 |
QTUM/JPY | 100 | ¥989 | 1000 |
XLM/JPY | 100 | ¥3 | 1000 |
MONA/JPY | 100 | ¥354 | 1000 |
XEM/JPY | 100 | ¥6 | 1000 |
LTC/JPY | 1 | ¥24 | 10 |
ETC/JPY | 1 | ¥2 | 10 |
BCH/JPY | 0.1 | ¥11 | 1 |
セキュリティ
顧客の資産を安全に管理する為、様々な対策が講じられている。
<顧客資産の分別管理>
暗号資産は、DMM Bitcoinと顧客で、物理的に分離して保管している。
現金も、DMM Bitcoinと顧客で、分離して日証金信託銀行の信託口座にて管理している。
これにより、もし仮にDMM Bitcoinが倒産しても、顧客の資産は無事に返却される。
<暗号資産の保管方法>
顧客の暗号資産の95%以上を、コールドウォレットで保管している。
インターネットに接続されていない環境下で保管されている為、サイバー攻撃による被害は受けない。
<不正アクセス検知システム導入>
外部からの不正アクセスを自動的に遮断する、FWというシステムを導入している。
外部からの内容だけでなく、社内からのアクセスも監視を行っている。
通信内容や社内端末の動きを、24時間365日体制で監視しているので、異常を発見すれば即座に対応できる体制が整っている。
メリット
1. 取り扱い銘柄が多い
DMM Bitcoinの取り扱う暗号資産は、全部で11種類もあるのだ。(2020年11月20日時点)
この取り扱い数は、国内取引所の中でもかなり多いほうだ。
銘柄ペアの数は、全部で18種類も用意されているので、その時の価格強弱を利用して、有利な銘柄ペアを選別して取引する事も可能となる。
レバレッジ取引では、価格が下落している通貨を売り(ショート)、価格が上昇している通貨を買う(ロング)ことで大きな利益を得られるのだ。
例えば、BTC価格とETH価格は上昇しているが、LTCは下落している相場でレバレッジ取引をする場合。
BTC/ETHを選択して、BTCをロングするとあまり利益が得られない。それは、BTCもETHも価格が上昇しているからだ。
逆に、BTC/XRPを選択して、BTCをロングすると大きな利益が見込めるだろう。それは、BTCは上昇しXRPは下落している為だ。
このように、選択できる銘柄が多ければ、それだけ有利な取引が可能となるので魅力的である。
2. 手数料が格安
何といっても、手数料の安さこそが、投資家にとって最も重要なポイントだろう。
上手に取引できても、手数料を沢山取られていては、利益が伸びないからだ。
その点、DMM Bitcoinの手数料は、かなり安く設定されているので、心配する必要はない。
日本円の出金も、暗号資産の送金も、DMM Bitcoinが全額負担してくれているのだ。
他の業者の場合、これらの手数料は数百円かかるのが一般的。
この事から、DMM Bitcoinは投資家に優しい取引所であるというのが分かるだろう。
3. レバレッジ取引が活発
DMM Bitcoinでは、レバレッジ取引の人気が高く、取引が盛んに行われている。
その為、出来高が比較的多い事も影響しているのか、基本的にスプレッドが小さめである。
1BTCを105万円で購入し、すぐに売ってしまうと、100万円でしか買い取ってくれない。
スプレッドは、取引所によっても差があるし、状況によって常に変化し続けている。
- 出来高(取引量)が減少している時
- 暗号資産の価格が急変動している時
<利益を上げるコツ>
- 価格が落ち着いていて、スプレッドが狭い時にのみ取引する
- スプレッドが大き過ぎる時は、もう取引を諦める
- スプレッド費用を抑える為に、頻繁に取引しない
上記のコツを念頭に入れて、今後の取引に活用していけば問題ないだろう。
基本的に、ビットコインよりもアルトコインのほうがスプレッドは拡大しやすい傾向にあるので注意しよう。
4. セキュリティが万全
国内の暗号資産取引所では、サイバー攻撃の被害を受けて、顧客の資産が流出する事件が絶えなかったが、
DMM Bitcoinでは、そのような資産流出事件は、過去に一度も発生していない。
様々なサイバー攻撃対策、セキュリティ管理技術を駆使して、顧客の資産を厳重に管理しているからだ。
特に、従業員による内部犯行を防ぐセキュリティの仕組みも徹底されており、信頼性がかなり高いと個人的に感じている。
DMM Bitcoinでは、セキュリティ上の不安は感じず、取引に集中できるだろう。
5. 使いやすい画面設計
画面設計は、初心者でも直感的に操作しやすいデザインで構成されている。
PC版取引システムでは、取引に必要な機能が集約されている。
高機能なチャート分析が備わっており、満足な分析を行う事ができるだろう。
チャート上から、注文をする機能も用意されている為、手際よく取引が可能となっている。
スマートフォン版取引システムアプリも用意されている。
機能性に関しても、PC版取引システムに匹敵する為、サクサク動作するので快適だ。
チャートを見ながらのワンタッチ発注も可能。
アプリストアで、DMM Bitcoinと検索しよう。( iOS、Androidのどちらでも対応。)
6. 充実したサポート体制
土日祝も含めた365日、いつでもサポート対応している。
分からない事があれば、いつでも気軽に質問できるので安心できる。
通常は、お問合せフォームから質問を受け付けている。(以下のリンクを参照。)
https://bitcoin.dmm.com/support/inquiry
LINEからでも、質問を受け付けているので、利用する際は友達登録をしておこう。
LINE ID : @dmmbitcoin
デメリット
1. 現物の取引形式がない
DMM Bitcoin取引所は、レバレッジ取引に特化しているので、アルトコインの現物を保有したい人には向かないだろう。
実際に現物を購入し、保有できるのは、BTCとETHとXRPの3種類のみである。
それ以外のアルトコインは、現物として購入・保有する事はできず、レバレッジ取引のみである。
それに加えて、現物を購入する際の取引形式は、販売所形式のみだ。
その為、DMM Bitcoin側の提示価格で購入する事になるので、価格が割高感なのは否めない。
逆に言い換えると、自分が購入・売却したい数量のみを入力するだけで即座に取引完了するので、初心者でも簡単に操作できる。
2. レバレッジ取引は難しい
現物取引では、買った価格より下落した場合でも、また価格が上昇するまで売らずに保有しておけばいい。
ただし、レバレッジ取引では強制ロスカットという概念が存在する。
強制ロスカットが発動した場合、そのポジション(取引)に利用している証拠金を、ほとんど失ってしまい、これが損失となる。
レバレッジ取引は確かに難しいが、スキルを身に着け勝率が上がれば、現物取引とは比較にならない程の莫大な利益を上げる事が出来る。
hiroの見解
私は、MONAコインやNEMなどのアルトコインを、レバレッジ取引する為に利用していた。
手数料も安く、操作しやすい画面設計なので、手軽に取引できるのが魅力的だ。
レバレッジ取引は、頻繁に取引する事が多いので、取引手数料が無料なのは非常に助かる。
しかし、レバレッジ取引はリスクが高く上級者向けなので、取引に慣れるまでは現物取引のみを行うほうが無難だ。
現物取引に慣れ、さらなる利益を追求したくなったら、手数料が安く銘柄が多いDMM Bitcoinが提供するレバレッジ取引を利用してみるといい。
興味がある人は、ぜひDMM Bitcoinを利用してみてはどうだろうか?