ストラクス(STAK)の解説

  • 2020年11月10日
  • 2020年11月13日
  • 銘柄

ストラクス(STAK)という暗号資産を聞いた事はあるだろうか?

この通貨は草コインで、知名度はかなり低いが、最新機能をどの通貨よりも多く搭載している(正確にはする予定)。

沢山の暗号資産が登場する中、日常生活で一般的に利用される暗号資産は結局どれなのか?

皆さんは、どの通貨が利用されるようになると思いますか?

STAKは、日常生活でも問題なく利用される事を目標に、ビットコインよりも優秀な通貨を目指している。

果たしてこのSTAKが、日常生活の決済通貨として利用される日が来るのだろうか?

この記事では、ストラクス(STAK)の仕組み・将来性についてザックリと解説。

基本情報

  • 作成日:2017年
  • 開発者:Signatum通貨の開発メンバー?
  • 通貨単位:STAK
  • 中央管理者:なし
  • 総発行枚数:1億5000万枚
  • コンセンサスアルゴリズム:PoW
  • 時価総額:約600万円(2019年8月時点)
  • 時価総額順位:1670位
  • 上場取引所:Crypto Bridge、Stocks.Exchange、STEX

開発目的

  • 電子商取引において、決済通貨として利用される事

仕組み

1 .  Lyra2rebv2

ブロックチェーンにおけるハッシュアルゴリズムの一つで、ASCIに非対応とされている。

ビットコインのマイニングで指摘される、高性能なマシンであるASCIにより承認権限を独占されている問題を解決する為の仕組み。

ビットコインは、ASCIマシンを保有している富裕層による独占状態にあるので、実質的に中央集権型に近いと言われている。

しかし、ASCIに対抗する Lyra2rebv2を採用した事で、非中央集権型に近づけている。

2 .  Segwit 4x

ビットコインにも搭載された機能、Segwit。その最新バージョンであるSegwit 4xが搭載されている。

トランザクションのデータ容量を小さくし、システムへの負荷を減らす技術だ。

これにより、システムへの負荷が大幅に激減し、送金をより素早く行えるようになる。

3 .  i2p

i2p(インビジブルインターネットプロジェクト)とは、ネットワーク通信の始点~終点までのIPアドレスを匿名化し、通信内容も暗号化するソフトウェア。

IPアドレス:ネットワーク上の住所を示し、個人を特定可能にする

このi2Pにより、IPアドレスが非公開となるので、取引関係者のプライバシーが保護される。

つまり、i2Pは送金の匿名性をより強化する技術。

4 .  アトミックスワップ

個人間の決済・取引において、第3者の仲介を必要とせずに取引可能にする技術。

現在の暗号資産を取引する際は、取引所(第3者)を介するのが一般的だ。

しかし、その構造上、どうしても取引スピードの遅延・取引所の不正・取引所の破綻などの問題が出てきてしまう。

アトミックスワップが実装される事により、これらの問題が解決され、取引スピードもより素早く完結する。

5 . スマートコントラクト機能

この技術は、通貨の送金情報だけでなく、契約内容や文書などをブロックチェーン上に記録出来る。

ビットコインは、送金に関する情報のみ記録可能であり、送金以外の情報は記録しない。

スマートコントラクト技術により、様々な取引内容を安全で高速処理が可能となる。

さらに事前に登録しておいた取引条件と一致すれば、後はシステムが自動で契約を実行してくれる。

改ざんが困難と言われるブロックチェーン上に契約内容を記録する為、不正に契約変更される心配なし。

このおかげで、仲介業者を介する必要が無いので、コストも抑えられる。

6 .  ライトニングネットワーク

ブロックチェーンとは別の、もう一つのチェーン(オフチェーン)に、ややこしい処理やデータを記録する。

実際のブロックチェーンには、絶対に必要となる送金情報のみを記録していく。

これが、ライトニングネットワークのかなりザックリとしたイメージです。(笑)

要するに、ライトニングネットワークを用いる事で、送金が一瞬で完了し、送金手数料も激安となる。

7 .  マスターノード

AMBトークンやXEMと同じように、一定枚数以上のSTAKコインを保有している人のみが、取引の承認権限を持つ。

これにより、マイニングのように高い消費電力を必要しない上に、サイバー攻撃を発生させる確率を低減させる事が可能となる。

なぜ、サイバー攻撃(ハッキング)の発生確率が下がるかを簡単に説明。

まず、不正な取引を成立させる為には、大量のSTAKコインを保有する必要がある。

自分が大量のSTAKコインを保有する事で、承認権限を取得し、不正な取引を成立させる事に成功したとする。

しかし、不正な取引だと発覚すると、STAKコイン自体の信頼性が揺らぎ、価格が暴落する。

自分は大量のSTAKコインを保有している為、価格が暴落すれば大損する事になる。

これにより、サイバー攻撃などを行うメリットは低いので、結果的には安全性が高いと思われる。

8 .  ゼロコインプロトコル

ZECに搭載されている機能と同じで、取引の送金元・送金先・送金額を匿名にする技術。

この技術により、他人には知られたくない取引情報を非公開にする事が出来るのだ。

プライバシーをきっちりと守り、セキュリティも高まる。

『政府は、このような匿名性を持つ技術・通貨を非常に嫌う傾向がある。』

メリット

1 .  高性能

ビットコインと同じで、STAKは決済通貨として一般的に利用される事を目的とする。

ビットコインの知名度は高いが、その機能・性能の低さが問題とされ、決済通貨としてはまだまだ使えないのが現状だ。

しかし、STAKはビットコインよりも多くの最新機能を搭載しており、決済通貨としての実用性が高いのは間違いないと思う。

『きちんと実装されればの話だが・・・』

デメリット

1 .  保管方法が限られている

公式で出しているウォレット以外で保管できないので、取引所のウォレット又は公式のウォレットで保管するしかない。

しかし、STAKは知名度の低い草コインである為、小規模な取引所でしか取り扱いがない。

小規模な取引所は、倒産するリスクがあるので、保管方法には注意が必要だ。

2 .  本当に実現可能か?

これはよく指摘されている事だが、本当に全ての技術が予定通り実装されるのか不明

様々な最新技術を採用する事で、実装するのに多くの時間が掛かってしまう。

STRAKSの開発規模は、ビットコインやイーサリアムなどと比較しても小規模。

『正直、無理だと思う・・・』

完成するまでに何年もかかるなら、STAKが世に普及する前に、ビットコインが一般的に使われると思う。

将来性

最新技術を盛り込んだ暗号資産だが、全て予定通りに実現できれば、非常に注目される事になり、価格は今の数倍以上になるだろう。

ビットコインよりも、優れた暗号資産であると世間に認められれば良いのだが、そう簡単にはいかないと思う。

匿名性を高める暗号資産は、政府による規制対象となる可能性が高いからだ。

そもそも、開発スピードが遅く、全ての機能が実装される保証もありません。

2年以上経過した今でも、価格は2円を下回っている状態で、値上がりする気配は今のところ全くない。

将来性は高いと思うのだが、草コインであるが故、そのリスクはやはり高過ぎると言わざるを得ない。

hiroの見解

私も以前、STAKを1万枚ほど購入していた。

「将来は価格が数百倍に?草コイン投資ならSTAK!」という他のサイトの情報を見て、すごく期待していたのだ。

その時、購入した時の価格が、1STAK 2円。2019年8月時点では、0.2円にまで暴落してます。ほぼ無価値に・・・

まぁ、STAKは2017年にスタートしたので、まだまだこれからだと思うが、正直あんまり期待はしていない。

結局、「機能を全て実装するのは難しくて、メチャクチャ時間がかかってやっぱり無理でした」という結末しか想像できなくなってきた。

しかし、STAKの開発は徐々に進んでいるみたいなので、もしかしたら完成する日が思ったより早くなる可能性もある。

草コイン投資は、難しいし、リスクが本当に高いです。

それでも、ストラクス(STAK)に興味を持った人は、購入してみてはどうだろうか?

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