セントラリティ(CENNZ)の解説

  • 2020年11月10日
  • 2020年11月13日
  • 銘柄

セントラリティ(CENNZ)という暗号資産を聞いた事はあるだろうか?

あんまり日本では知られていない通貨だが、海外では結構人気の高い通貨だ。

2018年1月に行われたICOでは、6分で100億円を調達する事に成功した程、注目されているる。

セントラリティは既に多くの企業が提携を発表しており、将来性に期待されていようだ。

この記事では、セントラリティ(CENNZ)の仕組み・将来性についてザックリと解説。

基本情報

  • 作成日:2018年
  • 開発者:Aaron McDonald
  • 通貨単位:CENNZ
  • 中央管理者:なし
  • 総発行枚数:12億枚
  • コンセンサスアルゴリズム:PoS
  • 時価総額:約15億円(2019年8月時点)
  • 時価総額順位:259位
  • 上場取引所:HitBTC

開発目的

  • dAppsプラットフォームの構築の容易化

仕組み

1 .  dApps

dApps(自律分散型アプリケーション)とは、ゲームやサービスなどのアプリケーションが、ブロックチェーンを利用して分散型として管理されているもの。

<分散型アプリケーションの定義は下記の3つを満たす>

  1. アプリケーションはオープンソースにより提供され、中央管理者が不在のネットワーク上で参加者の合意によりに全てが決定
  2. ブロックチェーンにより、デジタル情報が安全に分散保存されること
  3. アプリケーションでやりとりされる情報をもつ価値(トークン)を、ネットワーク健全性の維持に貢献した参加者への報酬として与えること

Android版であればGoole Playストアで、iPhoneならAppleストアで、アプリの開発が行われる。

同様に、セントラリティもdAppsを開発する専用のプラットフォームを構築しており、このプラットフォーム上で、DAppsの開発が行われる仕組み。

メリット

1 .  アプリ開発が簡単

ここが、セントラリティの一番のアピールポイントと言える。

dApssの開発をいざ始めようと思っても、何もかもを1から開発するのはとても大変。

時間も費用も無駄に掛かるので、アプリ開発において使い回し出来る共通部分は、それを使わせてもらおうという考えが出てきた。

開発を省略したい共通部分をモジュールとして提供されているので、開発者はこのモジュールを利用して開発を進めていける。

それらのモジュールを購入するには、CENNZトークンで支払う。

これにより、本来は時間と費用を掛けて開発すべき部分が、モジュールにより省略可能となる訳だ。

その結果、分散型アプリケーションが開発されやすくなり、充実したアプリストアとなりやすい。

2 .  ユーザにも扱いやすい

同じプラットフォーム上であれば、アプリの内容は違っても、基本的な操作方法はほとんど同じで扱いやすい。

例えば、CENNZトークンの支払い方法や、送受金などの流れなどが同じだ。

ユーザにとって面倒な作業の一つ、アカウントの管理についても対策が取られている。

イーサリアムプラットフォーム上では、各アプリごとに専用のアカウントを作成し、適切に管理する必要があるので、正直面倒だ。

『私は、よくログインアカウントを忘れるので、何度もアクセス拒否される。(笑)』

そこで、セントラリティでは1つのアカウントで全アプリが利用可能な設計にされた。

このおかげで、アプリを開くたびに何度もアカウント入力をする必要がない!

『便利なのだがセキュリティ管理は徹底する必要があるだろう。』

3 .  エアドロップ

CENNZトークンを保有している人を対象に、dApssプラットフォーム上で新たに登場したアプリ内の独自トークンが、エアドロップとして受け取れる。

今後は、多くのdApssが公開されていくはずなので、様々な独自トークンを受け取れるだろう。

『公開当初のdApssのトークン価値は低くても、そのアプリが人気になれば、トークン価格も上昇するかも。』

デメリット

1 .  ライバルが多い

ETH、NEO、LSK、XEMなどのように、既に多くのライバル通貨がdApssの開発プラットフォームを構築し始めている。

ETHの開発規模は巨大であり、その知名度・人気度はセントラリティよりも遥かに上だ。

中国版のイーサリアムと言われる(NEO)も、開発スピードが早いと評価されている。

(中国では、暗号資産取引が禁止されているが、ブロックチェーン関係の開発は行われている。)

このように、似た目的を持つ多くの強敵に勝たなければ生き残れない。

セントラリティが、これらの暗号資産とは異なる別の魅力をアピールし、差別化出来るかがポイントとなりそうだ。

将来性

PayPalのようにCENTRAPAYという決済システムを導入すれば、日常生活の決済としてもCENNZトークンで支払い可能になる。

セントラリティは以前、情報公開があまりされず、もしかして開発が全然進んでいないのではと指摘されていたが、実際に開発は進んでいるようだ。

2018年に、Amazonと提携を結んだ事で、大きな話題となった。

実際に、AmazonでCENNZトークンが決済に使用されるようになれば、より知名度は高まるだろう。

セントラリティの開発が進み、このプラットフォームを利用して開発する人が増えれば、需要が高まる。

そして、プラットフォーム上での決済価値であるCENNZトークンの価格も徐々に上昇するかもしれない。

hiroの見解

dApssの知名度も未だ低く、利用した経験がある人は、ほとんどいないと思う。

『dApssのゲームもあんまり面白くないし・・・』

dApssのアプリを使用するなら、暗号資産・ブロックチェーンなどの知識も多少は知っておいた方が良いし、全く知らない人にとっては手を出しにくい。

開発のし易さをアピールする事で、セントラリティの利便性を他のライバル通貨よりも優れていると評価されれば、より多くの開発者を呼び込む事が出来るはず。

すぐにCENNZトークンの価値が上がるとは思えないが、長期的に見れば、まぁまぁ期待出来る銘柄だと個人的には思う。

『まぁ、私はETH派だが。(笑)』

セントラリティ(CENNZ)の将来性を感じた人は、購入してみてはどうだろうか?

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