分散型取引所(DEX)という言葉を聞いた事はあるだろうか?
今の中央集権型の取引所から、分散型取引所(DEX)の時代へと変わりつつあるようだ。
あの有名なBINANCE取引所でも、BINANCEのDEX版が誕生した。
中央集権型の取引所では、運営元による不正や、外部からのハッキング事件などが絶えない。
そこで、分散型取引所(DEX)を利用する事で、それらのリスクを軽減出来ると期待されている。
この記事では、分散型取引所(DEX)である Crypto Bridge取引所について紹介。
<追記:2019年12月30日現在>
基本情報
- 運営会社:DEXなので、中央管理会社は存在しない
- 取引方法:現物
- 銘柄:BCO、BTC、BCH、ETH、XRP、ZEC、XMR、OMG、BNB、BAT、ENG、・・・
- 入会費:無料
- 年会費:無料
- 入出金手数料:入金は無料、出金は一定金額を徴収
- 送金手数料:一定金額を徴収
- 取引手数料:0.2%
- 最大レバレッジ:なし
- 過去の発生事案:特になし
詳細情報
海外の取引所としては珍しく、日本語に対応している。
その為、日本語に対応していない他の海外の取引所よりも扱いやすい。
取引では、指値・成行でも一律0.2%の手数料が掛かる。
この手数料は、海外の取引所の相場と一致しているので、安くも高くもないと言ったところだ。
しかし、注文を取り消す際にも、一定金額の手数料が掛かる。
『なぜ?・・・』
注文を出す際は、慎重に考えてからにする必要がある。
DEX (Decentralized EXchange)
DEXとは、分散型取引所の略。
DEXは、P2Pで運営元が不在でも、暗号資産の取引を可能とするプラットフォーム。
つまり自分が保有している通貨は、個人の管理下にある為、第3者が自分のウォレットにアクセス出来ない。
逆に中央集権型の取引所では、運営側が顧客のウォレットの秘密鍵(パスワード)を管理している。
その状態だと、運営元が管理している秘密鍵が漏洩した場合、顧客全員の資産流出につながる。
DEXでは、それらハッキングリスクを低減する事が出来る上、取引所の経営破綻などのリスクがない。
これからの時代では、DEXが主流となりつつあるので、今のうちに触れておくと良いだろう。
メリット
1 . 上場銘柄が多い
250種類以上のアルトコイン・草コインを扱っている。
上場した後に、価格が大きく値上がりした草コインもあった。
他の取引所では取り扱っていない草コインも多いので、草コインへ投資する人にはお勧めだ。
2 . ステーキング報酬
BCO(Bridgecoin)とは、クリプトブリッジが発行する独自の暗号資産が用意されている。
このBCOをステーキングをすると、配当金が貰える仕組みになっている。
Crypto Bridge取引所の手数料収益の50%を、ステーキングしているBCOの枚数に応じて分配される。
BCOを預けておくだけで、配当金が貰え、BCOの価格が上がる事による利益も狙える。
ステーキングしている人が多いため、売り圧が少なく価格が安定しやすい傾向のようだ。
デメリット
1 . 取引が約定しにくい
1日の最大取引高は400BTC(約4億円)であり、決して多いとは言えない。
私も以前、この取引所を実際に利用して、草コイン投資にチャレンジした経験がある。
しかし、草コインへ投資している人はかなり少なく、流動性がほとんどない。
それに加え、Crypto Bridge取引所自体の取引高がまだまだ少ないので、取引が約定しにくい。
『通常の価格よりも、明らかに高価格で投げ売られていたりするので、買うのをためらう事も・・・』
それと、もう一つ重大な問題がある。
ブロックチェーン接続が頻繁に接続エラーとなり、取引が出来ない状態になりやすい!
『サーバーが重く、取引したくても出来ない時は、正直イライラする。(笑)』
アップデートによって、徐々にこの問題は解決すると思うので、今は我慢するしかない。
2 . 自己管理が大変
中央集権型の取引所では、運営元が裏で管理してくれている為、普段は自分が意識する必要がない。
しかし、DEXでは自分のウォレットの秘密鍵(パスワード)は、自分で適切に管理する必要がある。
口座を登録した際に自動発行される、45文字の固有のパスワードが、取引・出金する際に必要となる。
このパスワードは絶対に忘れてはいけないし、他人に知られたら終わり。
中央管理者がいない為、パスワードの再発行も不可能なので、パスワード管理は徹底しなければなりません!
パスワードを発行した後は、紙に記録するなどして紛失しないように管理しましょう。
『スマホで写真を撮り記録しておくのは、スマホ自体がハッキングされる危険があるのでお勧めしない。』
hiroの見解
メリット・デメリットで解説したように、DEXは良い事ばかりではない。
実際に利用してみると、使いづらいと思う事も多く出てくると思う。
私も、現在ではCrypto Bridge取引所を使う事は少なくなっている。
しかし、DEXは徐々に主流になっていき、今よりもずっと使いやすく改善されていくはずだ。
次から次へと、新しいシステムが導入され、既存の古いシステムは時代遅れとなっていく。
暗号資産業界では、このような新システムの台頭が頻繁に見られる為、興味を持ったら触れてみると時代の流れを掴めて面白い。
DEXの仕組みがどのような感じかを知っておくのも大切。
これを機に、一度 Crypto Bridge取引所を利用してみては?
・2019年12月30日時点では、既にサービスが終了しており、利用出来ません。