Crypto Bridge 取引所

  • 2020年11月6日
  • 2020年11月14日
  • 海外
追記:2019年12月15日に、全サービス終了したと公式発表

 

分散型取引所(DEX)という言葉を聞いた事はあるだろうか?

今の中央集権型の取引所から、分散型取引所(DEX)の時代へと変わりつつあるようだ。

 

あの有名なBINANCE取引所でも、BINANCEのDEX版が誕生した。

 

中央集権型の取引所では、運営元による不正や、外部からのハッキング事件などが絶えない。

そこで、分散型取引所(DEX)を利用する事で、それらのリスクを軽減出来ると期待されている。

 

この記事では、分散型取引所(DEX)である Crypto Bridge取引所について紹介。

 

 <追記:2019年12月30日現在>

追記:2019年12月15日に全サービス終了と公式発表
サービス終了に関して、市場の状況・規制の強化、さらなる開発に資金が足りなくなり、運用の維持ができなくなったと発表した。

基本情報

  • 運営会社:DEXなので、中央管理会社は存在しない
  • 取引方法:現物
  • 銘柄:BCO、BTC、BCH、ETH、XRP、ZEC、XMR、OMG、BNB、BAT、ENG、・・・
  • 入会費:無料
  • 年会費:無料
  • 入出金手数料:入金は無料、出金は一定金額を徴収
  • 送金手数料:一定金額を徴収
  • 取引手数料:0.2%
  • 最大レバレッジ:なし
  • 過去の発生事案:特になし

詳細情報

海外の取引所としては珍しく、日本語に対応している。

その為、日本語に対応していない他の海外の取引所よりも扱いやすい。

 

取引では、指値・成行でも一律0.2%の手数料が掛かる。

 

この手数料は、海外の取引所の相場と一致しているので、安くも高くもないと言ったところだ。

 

しかし、注文を取り消す際にも、一定金額の手数料が掛かる。

『なぜ?・・・』

注文を出す際は、慎重に考えてからにする必要がある。

DEX (Decentralized EXchange)

DEXとは、分散型取引所の略。

 

DEXは、P2Pで運営元が不在でも、暗号資産の取引を可能とするプラットフォーム。

P2P:中央サーバーを用意せず、個々の端末が互いに接続するネットワーク

 

つまり自分が保有している通貨は、個人の管理下にある為、第3者が自分のウォレットにアクセス出来ない。

 

逆に中央集権型の取引所では、運営側が顧客のウォレットの秘密鍵(パスワード)を管理している。

その状態だと、運営元が管理している秘密鍵が漏洩した場合、顧客全員の資産流出につながる。

 

DEXでは、それらハッキングリスクを低減する事が出来る上、取引所の経営破綻などのリスクがない。

 

これからの時代では、DEXが主流となりつつあるので、今のうちに触れておくと良いだろう。

 

メリット

1 .  上場銘柄が多い

250種類以上のアルトコイン・草コインを扱っている。

 

上場した後に、価格が大きく値上がりした草コインもあった。

他の取引所では取り扱っていない草コインも多いので、草コインへ投資する人にはお勧めだ。

 

2 .  ステーキング報酬

BCO(Bridgecoin)とは、クリプトブリッジが発行する独自の暗号資産が用意されている。

 

このBCOをステーキングをすると、配当金が貰える仕組みになっている。

ステーキング:自分が保有している通貨を専用ウォレットに預け入れる事

 

Crypto Bridge取引所の手数料収益の50%を、ステーキングしているBCOの枚数に応じて分配される。

 

BCOを預けておくだけで、配当金が貰え、BCOの価格が上がる事による利益も狙える。

ステーキングしている人が多いため、売り圧が少なく価格が安定しやすい傾向のようだ。

 

デメリット

1 .  取引が約定しにくい

1日の最大取引高は400BTC(約4億円)であり、決して多いとは言えない。

 

私も以前、この取引所を実際に利用して、草コイン投資にチャレンジした経験がある。

しかし、草コインへ投資している人はかなり少なく、流動性がほとんどない。

 

それに加え、Crypto Bridge取引所自体の取引高がまだまだ少ないので、取引が約定しにくい。

『通常の価格よりも、明らかに高価格で投げ売られていたりするので、買うのをためらう事も・・・』

 

それと、もう一つ重大な問題がある。

ブロックチェーン接続が頻繁に接続エラーとなり、取引が出来ない状態になりやすい!

 

『サーバーが重く、取引したくても出来ない時は、正直イライラする。(笑)』

アップデートによって、徐々にこの問題は解決すると思うので、今は我慢するしかない。

 

2 .  自己管理が大変

中央集権型の取引所では、運営元が裏で管理してくれている為、普段は自分が意識する必要がない。

 

しかし、DEXでは自分のウォレットの秘密鍵(パスワード)は、自分で適切に管理する必要がある。

口座を登録した際に自動発行される、45文字の固有のパスワードが、取引・出金する際に必要となる。

 

このパスワードは絶対に忘れてはいけないし、他人に知られたら終わり。

中央管理者がいない為、パスワードの再発行も不可能なので、パスワード管理は徹底しなければなりません!

 

パスワードを発行した後は、紙に記録するなどして紛失しないように管理しましょう。

『スマホで写真を撮り記録しておくのは、スマホ自体がハッキングされる危険があるのでお勧めしない。』

 

hiroの見解

メリット・デメリットで解説したように、DEXは良い事ばかりではない。

実際に利用してみると、使いづらいと思う事も多く出てくると思う。

 

私も、現在ではCrypto Bridge取引所を使う事は少なくなっている。

 

しかし、DEXは徐々に主流になっていき、今よりもずっと使いやすく改善されていくはずだ。

次から次へと、新しいシステムが導入され、既存の古いシステムは時代遅れとなっていく。

 

暗号資産業界では、このような新システムの台頭が頻繁に見られる為、興味を持ったら触れてみると時代の流れを掴めて面白い。

 

DEXの仕組みがどのような感じかを知っておくのも大切。

これを機に、一度 Crypto Bridge取引所を利用してみては?

 

追記:2019年12月15日に全サービス終了と公式発表

・2019年12月30日時点では、既にサービスが終了しており、利用出来ません。

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