今回は、ふぐ料理専門店をチェーン展開している関門海の株主優待について紹介したいと思う。
今の外食産業は、コロナウィルスによる影響を受けて業績が落ち込んでいる企業が非常に多い。
中には業績を立て直せずに倒産する企業もあるのだが、いずれはコロナも収束するだろうし、元の日常生活に必ず戻ると個人的には信じている。
つまり、コロナ禍で打撃を受けて売られている飲食関連の銘柄は、今が安く買い仕込めるチャンスと捉える事もできるのではないだろうか?
関門海も例にもれず、コロナの影響をもろにくらっている企業であり、正直なところ経営状況は厳しいと言わざるを得ない。
その為、リスクの高い投資先である事を理解した上で、投資判断をしていただきたいと思う。
基本情報(2021/12/26時点)
- コード:3372
- 社名:関門海
- 上場市場:東証二部
- 株価:230円
- 必要最低投資金額:23,000円
- 配当利回り:0%
- 優待利回り:15.6%
- 総合利回り:15.6%
- 権利確定月:3月末、9月末
- 優待送付日:6月下旬、12月下旬
- 優待種別:割引券
優待内容
株主優待としては、関門海で利用可能な2000円割引券がもらえる。
1コースごとに2000円割引券を1枚利用可能なルールとなっている。
なお、現地のお店に出向かずとも、自宅にお取り寄せする事も可能であり、その際にも割引券は適用できる。
お取り寄せに関しては、割引券の使用枚数に上限はない。
<3月、9月>
必要株数 | 優待内容 |
100株以上300株未満 | 2000円相当(年間4000円相当) |
300株以上600株未満 | 4000円相当(年間8000円相当) |
600株以上1000株未満 | 8000円相当(年間16000円相当) |
1000株以上 | 12000円相当(年間24000円相当) |
価格推移
関門海の株価を見てみよう。
どう表現したらいいのか、もう未来を感じさせない下落の仕方をした後、地を這うようなチャートを形成している。
コロナショックの影響も当然受けているようで、売り上げは思い通りに伸びず、赤字状態が続いたことで経営状況は相当厳しいようだ。
コロナが比較的落ち着いた今でも、リバウンドはそれほど期待できず、直近の株価は安値を更新し続けているといった現状。
一応、ネット通販にも力を入れたり、売り上げを少しでも確保する為の施策は取っているようだが、今のところ目立った成果は出せていない。
ふぐ鍋料理の需要としては、やはり冬のシーズンという限定された季節での勝負になる為、冬季の売り上げがどこまで伸ばせるかに企業の存続が関わってくると思われる。
コロナワクチン2回目接種を終えた国民が大多数となった今、外食産業が再び活気を取り戻すかと思われたタイミングで、感染率が極めて高まったオミクロン変異株が広がり始めている。
日本では今のところ感染は広がっていないものの、冬はウィルス感染が拡大しやすい傾向にある為、外食関連にとっては少なからず打撃を受ける事になるだろう。
関門海の存続と株価の命運は、今冬季にどれだけ集客ができるかに関わってきそうだ。
万が一、今後も売り上げが伸びずに赤字経営を垂れ流す状況が続くならば、株主優待の改悪、もしくは優待そのものの廃止も十分にあり得るという事を念頭に置いておくほうが無難だ。
今後の活躍に期待したい。
実際に届いた優待を紹介
関門海の株主優待が自宅に届いたので、一応紹介しておこう。
私は300株保有しているので、今回は4000円相当の割引券がもらえた。
自宅の近くに店が無いので、お取り寄せに使わせてもらおうと思う。