ウェーブス(WAVES)という暗号資産を聞いた事はあるだろうか?
それほどまでに、WAVESの将来性を感じたという事なのだろう。
この記事では、WAVESの仕組み・将来性についてザックリと解説。
基本情報
- 作成日:2016年
- 開発者:アレクサンダー・イワノフ
- 通貨単位:WAVES
- 中央管理者:なし
- 総発行枚数:1億枚
- コンセンサスアルゴリズム:LPoS
- 時価総額:約132億円(2019年8月時点)
- 時価総額順位:48位
- 上場取引所:Binance、OKEx、HitBTC、CoinEx、Bithumb、Huobi、・・・
開発目的
- あらゆるもののトークン化が出来るプラットフォームを実現させる
仕組み
1 . LPoS方式
取引履歴をある程度まとめてブロック単位で区切り、記録していく必要がある。
Pos方式では、ブロックを生成した者に対して、そのブロック中に記録された取引手数料を受け取る。
このブロックの生成は、フルノードというサーバ運用者のみが行える仕組みで、一般ユーザは生成不可。
しかし、各ユーザーは信頼できるフルノードを自由に選び、自分のWavesを貸し出す事が出来る。
Wavesを貸し出されたフルノードは、保有通貨の枚数が増える為、ブロック生成の権利を獲得しやすくなる。
フルノード運用者は、Wavesを貸し出していた一般ユーザーに利息を還元する。
このように、多くの人が手数料を還元されやすい仕組みとなっている。
2 . DEX(分散型取引所)
Waves Lite ClientというWAVESのウォレットでは、DEX(分散型取引所)を利用する事が出来る。
ほとんどの暗号資産は、中央集権型の取引所を介して保有・取引などを行う為、取引所が管理する秘密鍵(パスワード)が流出すると、被害が拡大しやすい。
DEXは非中央集権型であり、自分自身で秘密鍵(パスワード)の管理を行う為、安全性が増すと期待されている。
このように、サイバー攻撃の対象になりやすい暗号資産取引所を減らす事で、暗号資産市場全体の被害額を最小限に留める事が可能だ。
今後は、DEX(分散型取引所)が主流になると予想されている。
3 . マルチゲートウェイ機能
ゲートウェイとは、別の通貨同士を仲介するような役割を持つ。
これは暗号資産だけでなく、法定通貨も対象とされる。
- ビットコイン(BTC) → WAVES → イーサリアム(ETH)
- 日本円 → WAVES → 米ドル
このゲートウェイ機能は、リップル(XRP)と似たような仕組み。
リップルは中央集権型に近い構造ですが、WAVESは非中央集権型となっており、不正が発生しにくい仕組みのようだ。
メリット
1 . 独自トークン発行の容易さ
独自トークンは、ポイントカードよりも2つの観点から優れている。
- トークンを他の暗号資産・法定通貨に交換可能
- トークン発行費用が非常に安い
通常は、企業が自社のポイントカードなどのサービスを展開するには、多額の初期費用が掛かる。
<ポイント制度導入に掛かる主な費用項目>
- ポイントカードの大量生産による費用
- ポイントを常時同期させる為の、ネットワーク料金
- 顧客のポイントを記録するサーバー費用
- 顧客の個人情報保護の為のセキュリティ費用
しかし、WAVESの独自トークンを、自社のポイントとして採用する場合は非常に安価で済む。
Wavesプラットフォーム上でトークンを発行するのに必要な費用は、たったの1WAVES(約200円)のみ。
本来必要とされる初期費用が不要となる事で、その分を顧客に還元する事も可能となる訳だ。
このメリットに注目する企業は多く、今後もより需要が高まると期待されている。
デメリット
1 . ライバルが多い
イーサリアム(ETH)やNEM(XEM)などのプロジェクトも、WAVESと似たような目的を持っている。
強力なイーサリアムに打ち勝つためには、イーサリアムには無い機能を搭載するなどの差別化をしなければならない。
WAVESはまだ知名度も低いですし、イーサリアムほどユーザも多くない。
マーケティング活動を通し、知名度を高めてユーザを増加させる必要がある。
将来性
WAVESが目指している目的は企業だけでなく個人にとっても実用的であり、メリットが多いと感じる。
企業としても、ポイント制度を導入した方が顧客からの評価も高くなる為、導入していきたいと考えるはずだ。
初期費用が安く、手軽に発行可能なWAVESへの注目度は今後もどんどん高まってくるだろう。
誰もが手軽にポイント制度を導入可能になると、多くのサービスでポイントが付与され、経済の活性化が期待される。
『貯まったポイント(トークン)は、日本円に変換可能なのも嬉しい!』
イーサリアムやネムなどのライバルに負けずに普及が進めば、WAVESの価値も高まると思う。
hiroの見解
WAVESには、私自身も以前から気になっていた通貨の一つだ。
WAVESの機能を使いこなす事で、ビジネスにも上手く応用出来るのではないだろうか?
- トークン名称
- 発行上限枚数
- 最小単位
- 追加発行の可否
上記の設定をすれば、すぐに独自トークンが発行出来るので、皆さんも自分独自のトークンを発行してみてはいかがだろうか?
WAVESの将来性を感じた人は、購入してみてはどうでしょうか?