遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!
2021年になりました。昨年は、いろいろ大変な出来事が多かったので、今年は落ち着いて暮らしていけるといいですね。
さて、今年も引き続きビットコイン取引をしていこうと思う訳ですが、その前に税金の計算はきちんとできていますか?
年明け早々、ビットコインは100万円近い暴落が2回も起こっているので、くれぐれも税金を支払うお金でトレードするのは控える必要があります。
去年の利益に対する税金分のお金は、必ず別の銀行口座に分けて管理しておきましょう。
ビットコインの変動は、最近特に大きく、レバレッジを活用したFX取引をしているトレーダーは焼かれた人も多いだろう。
実は私もその一人。なんと、過去最高の損失額である40万円近い損失を出してしまい、非常に後悔している・・・
反省と、今後の取引戦略見直しの意味も込めて、ここに相場分析結果をまとめておこうと思う。
テクニカル分析
月足
去年の上昇スピードを維持したまま$40000を突破し、$42000付近を最高値に着ける格好となった。
基本的に、1月上旬は税金支払いの為、利益確定売りが多く入りやすいと言われている。
案の定、$42000まで上昇したと思いきや、一気に$30000付近まで暴落する結果になった訳だが、この暴落に私も巻き込まれていた・・・
$35000付近はサポートラインとして機能するはずだと考え、スイングロングを入れていたが、その後も上昇反発を何度も挟みながらジリ下げし始めていた。
一気に落ちるなら損切をしていたのだが、かなり大きな上昇反発を何度も挟んでいた為、含み益も増加していき、安心していた事が今回の敗因であった。
他の作業をしている間に、気づいたら$30000まで落ちていたので、あっけなくロスカットされていたのだ。
変動幅がデカすぎる為、下手にロスカットラインを入れておくと、ヒゲで刈られる事を恐れて、あえてロスカットを設定していなかった事が爆損を招いてしまった・・・
今のビットコイン相場は、短期トレーダー殺戮モードなので、本当に恐ろしく危険である事を知っておいてほしい。
なぜか、ここからなら大きく稼げると思ってしまいがちだが、相場はそんなに甘くはない。
資金管理と、レバレッジ引き下げ、損切設定、この3つは厳守する事を意識しておこう。
さもなくば、たくさん稼ぐつもりが、取り返せないほどの金額を失う事になるだろう。
さて、チャート分析に話を戻すが、月足の分析はこれまでと変わっていない。
上髭を伴ってはいるものの、大陽線が3つ並ぶ赤三平が出現している。
これが月足チャートで出現すると、かなり強気相場が長期的に継続する事を示唆する。
その為、早ければ今月に、遅ければ4月頃までには、恐らく$50000は突破してくるのではないかと考えている。
それと、仮にエリオット波動論通りの値動きになるのであれば、年内には$70000~$80000付近に到達してきても不思議ではないだろ。
サポートラインの$24000まで落ちてくる可能性は、今のところ低いと見ている。
下がったとしても、$30000付近で買い支えられるのではないだろうか?
週足
週足は、エリオット調整4波目終盤のように見える。
3波のFib23.6%付近できっちりとサポートされており、ここで調整が済むのか、それともここから下落トレンドに突入するのかと言った所だろう。
私としては、このまま調整4波の安値を割ることなく、再度上昇トレンドが再開し、$40000を近いうちに突破すると見ている。
懸念点としては、2017年バブル崩壊時点と、現時点の価格の動き方が少しだけ似ているような感じがする点だ。
少し似ているだけで投資判断をする事は出来ないし、4年前と比較して、現在は市場構造も大きく変化している。
法律も整備され、機関投資家や大企業の参入や、量的金融緩和の維持などなど。
その為、まだそこまで悲観的になる必要はなく、上昇目線を継続して問題ないだろう。
4時間足
4時間足は、前回最高値$42000から暴落してきた下落波動を、調整A波と仮定した場合、
大きなジグザグ調整を形成している段階の可能性が高い。
既に、調整B波を着け終わり、調整C波の副次波5波目で続落する可能性は十分に考えられる。
その場合、前回の推進1波から5波にかけて引いたFib38.2%、A波始点からA波終点そしてB波終点にかけて引いたFE61.8%付近、安値2箇所を結んだ上昇トレンドライン、大きな取引量が確認されるHVN、これらの根拠が集積するポイントである$33000~$34000付近は、比較的サポートラインとして調整C波の着地点の目安となるだろう。
この付近で反転サインを示唆するローソク足やチャートパターンが出現した場合は、現物買いや押し目ロングを検討し、$40000付近を利益確定ターゲットとする。
仮に、$33000を明確に下抜けたとしても、$30000付近はサポートラインとして意識されやすいし、前回の調整4波目である$28200はかなり強い買い圧が控えているはずだ。
万が一、$28200すらも下抜けた場合は、これはエリオット波動理論上、明確なトレンド転換を意味しており、下落トレンドに突入したと見なして戦略を変更する必要が出てくるだろう。
逆にジグザグ調整ではなく、既に推進3波に突入しているのであればこのまま上昇していくシナリオもあり得るだろう。
どちらに動くか分からない以上、両方のシナリオに対応できるように取引戦略を立てておこう。
結局のところ、私自身は遅かれ早かれ$40000を突破するのは時間の問題だと考えているので、買い逃す事だけは絶対に阻止しておきたい思いが強く、既に現物を買えるだけ買っておいた。
そして、長期保有用の現物は、$80000以上になるまで保有し続けておき、短期トレード用の現物でFX取引をしていこうと思う。
長期と短期で分けておく事で、機会損失のリスクを軽減できるし、FXによる爆損で現物を大量に失うリスクも抑えられるからだ。
皆さんも、長期用と短期用の口座を明確に分けて管理しておくといいだろう。
CME先物市場
現時点で、4つの窓をあけたままだが、$20000以下の窓を埋めに行く動きは、現時点では想定していない。
$23795の窓をどこかのタイミングで、長い下髭をつける形で暴落する可能性もなくはないが、あんまり考えにくいと思う。
どちらかと言うと、$40535の窓を埋めに再度上昇するシナリオのほうが濃厚と見ている。
米ドルとドルインデックス
最近は、米国債金利上昇がビットコイン価格下落の要因と囁かれているので、米ドルも見ておこう。
これは皆さんも知っての通り、米ドル安・円高相場がずっと続いてきており、最近の量的金融緩和策が続く限り、米ドルの相対的価値は当然薄まるだろう。
通貨価値の棄損を恐れて、ビットコインの需要買いが増えて、価格が上昇してきた訳だが問題が出てきた。
ついに恐れていた米国債の長期金利が急上昇している点だ。
米ドル週足は、巨大なディセンディングトライアングルを形成しており、価格は長期間にわたって下降トレンドを継続してきた。
100円の壁を割るのは簡単ではないだろう。日本政府による為替介入も想定されていたり、為替トレーダーのポジションもショートに偏りすぎなので、一旦はショートカバーが入る可能性が高いと見ている。
105円くらいまで、一旦上昇してくるのではないだろうか?
万が一、100円を割れた場合は90円~95円にまで一気に爆下げする可能性を考慮しておかなければならない。
そうなると、ビットコインやGoldなどのコモディティは、ますます魅力的な金融商品と見なされるだろう。
ドルインデックスも、あまり良い状況とは言えない。
こちらも米ドル円と同様、一旦の上昇反発後に、安値更新を目指す動きになると予測している。
まとめると、米ドルの価値棄損が続く以上、ビットコインの需要は高まる一方だと思う。
しかし、米国債金利がこのまま上昇し続けると、金利に惹かれた投資家達が株式を売却し、国債に乗り換える動きが予測される。
そうなると、バブル的上昇を続けてきた株式は崩壊する可能性も高まるし、ビットコインもつられて下落する可能性も否めない。
最近はダウとビットコインは連動しにくくなったと言う話も聞くが、実際どうなるかは誰にも分からないので、注目していきたい。
ファンダメンタルズ分析
気になったニュースのリンクを張っておく。
ビットコイン上場投資商品(ETP)、ヨーロッパでトップのETFと互角の取引高に
詳しく知りたい方は上記のリンクから、直接ニュースを読んでおくとよいだろう。
簡単にまとめると、直近の暴落時には個人投資家は投げ売りをした一方で、プロの機関投資家は着実に買い仕込んでいたという事実だ。
彼ら機関投資家は、これだけビットコイン価格が上昇しても、まだ必死に買い占めているという事は、まだまだ上昇する余地が残されていると判断しているからだろう。
私自身、まだ上昇する余地は残っていると思っているが、$10000幅の大暴落が起きるたびに、もうバブルが崩壊して損するかもしれない恐怖に襲われる。
きっと、他の個人投資家も同じような感情を抱いているのではないだろうか?
投資で利益を得続ける上で、感情は邪魔者でしかない。
ビットコインについてよく調べ、ビットコインの本質的な価値は今後も上昇し続けるという強い確信を持っていなければ、また次に暴落が起きると手放したくなるだろう。
だからこそ、目の前の価格や根拠のないネガティブニュースに振り回される事がないよう、自分なりの取引戦略をきっちりと固めておこう。
ビットコインの価格が将来的にどうなっているのかなんて、誰にも分からない。
だからこそ、人の意見は一旦置いておき、自分のお金は自分の意思で運用の仕方を決定する事が大切ではないだろうか?
以上で、分析結果の報告を終了する。
この記事の内容は、あくまで個人的な予測なので、参考程度に受け止めて貰えると幸いです。