今回は、調整B波の特徴について解説していく。
調整B波の特徴
調整B波は、調整A波の値幅の38.2%・50%・61.8%・100%戻しが着地点の目安となる。
100%戻しはダブルトップとなる。稀に132%戻しのイレギュラートップを形成する事もある。
A波の始点から終点に、フィボナッチ・リトレースメントを引く。
上図を見て分かる通り、Fib78.6%付近で上値が重くなり、その後は反落している。
その為、Fib61.8%~78.6%付近で、反転サインを示唆するローソク足が出現すれば、戻り売りを検討するのもいいだろう。
万が一、Fib61.8%を大きくした上抜けた場合でも、Fib100%付近ではレジスタンスとして意識されやすいので、追っかけロング(買い注文)は避けたほうが無難だ。
B波目の内部波動を、短い時間足に切り替えてみると、3波動で構成されている。
調整B波の内部波動では、調整2波と4波で出現する調整パターンが出現する。
- ジグザグ調整
- フラット調整
- トライアングル調整
詳しくは、調整2波と4波の解説記事を参照してほしい。
hiroの見解
今回は、調整B波の特徴について解説してきた。
A波の下落後、B波の上昇反発なので、このB波の上昇反発を推進1波と勘違いしてしまうケースも多い。
その為、下手に買い注文をしてしまうと、価格は続落し続け大きな含み損を抱えてしまうはめになるだろう。
波動の副次波に注目して、正しくエリオットカウントをできるように練習しよう。
まとめ
- B波は、A波の値幅の38.2%・50%・61.8%・100%戻しが着地点の目安となる
- B波の内部波動は、3波で構成されている
- B波の内部波動では、ジグザグ・フラット・トライアングルパターンになりやすい