今回は、推進3波目の特徴について解説していく。
3波目は特に伸びやすい波動なので、うまく波に乗れるようになれば、大きな利益を得られるようになるだろう。
推進3波の特徴
エリオット波動論の理論上、推進3波の長さが、推進波の中で最も短くなる事はない。
その為、1波と5波の少なくともどちらかよりは長い波動になる事を覚えておこう。
推進3波目は、推進1波目の上昇幅に対して、1.382倍・1.618倍・2倍・2.618倍・3倍・3.618倍・4倍が利確ターゲットとなる。
特に、1.618倍になるケースが多いと言われている。
推進1波の高値から、安値にかけてフィボナッチ・リトレースメントを引く。
上図を見て分かる通り、推進3波の着地点が1波の1.618倍付近にまで到達している。
トレンドがより強い相場環境では、2倍~2.618倍、バブル的相場では、4倍以上にまで暴騰するケースもある。
3波目の内部波動を、短い時間足に切り替えてみると、5波動で構成されている。
もし仮に、調整2波終盤で押し目ロング・現物買いのチャンスを逃した場合でも安心してほしい。
推進3波の副次波である、5波動構成の中の3波目を狙った、押し目ロングをするチャンスがあるからだ。
このように、乗り遅れたと言っても副次波の細かい値動きを見極める事で、焦らずに取引する事ができるだろう。
エリオット波動論では、一般的に推進5波動で構成されている。
しかし、意外とよくある例外として、エクステンション(延長)が発生する事があり、合計で9波動に延長される。
エクステンションは、1波・3波・5波のどれか一つのみで起こりやすく、3波で発生するケースが多い。
例えば、下図のようなエリオット波動論の条件を満たさない波形が出現したとする。
しかし、この5波動のカウントが間違っていると仮定し、2波目が終わった直後の3の数字を、1波と置き換えて延長が起こるとイメージしてみる。
このように、赤色の全体的なエリオット波動としては、条件を満たしている。
基本的に、エクステンションした場合は、それ以外の推進波動の長さは同じになりやすい。
例えば、3波動目がエクステンションしたなら、1波と5波が同じ長さになる傾向がある。
hiroの見解
今回は、推進3波動の特徴について解説した。
エリオット波動論において、最も有効的に活用すべきなのが、推進3波動の大きな流れに乗る事である。
これまで学んできた基礎的な内容を活かして、大きな収益を出せれるように練習しよう。
まとめ
- 3波目は、1波動の1.618倍になりやすい。強気相場では、2倍~4倍にもなる。
- 3波動目の内部波動は5波で構成されている
- 3波目は、推進波動の中でも特に伸びやすい傾向がある
- 3波目で、エクステンションしやすい