シルバーETF 1542の解説

インフレ対策の重要性が高まる昨今、貴金属への投資が注目されている。

貴金属投資と言えばゴールドが最初に思い浮かぶと思うが、シルバー投資についてもぜひ検討しておきたい。

世界人口が増え続ける将来、地球に埋蔵されている貴金属などの資源は奪い合いになる事が想定され、取引価格も長期的に上昇する見込みである。

そこで今回は、シルバー価格に連動するよう設計された1542と言うETFを紹介したい。

1542は、私も実際に長期投資のポートフォリオに組み込んでいるので、よかったら参考にしてみてほしい。

1542の基本情報

  • 運用会社:三菱UFJ信託銀行
  • 運用開始:2010年
  • 連動指数:銀地金100gの現在の理論価格
  • 信託報酬:0.55%
  • 取引単位:1株
  • 現在価格:8000円
  • 配当利回り:0%

1542の価格推移

それでは、1542の価格を見てみよう。

 

Silverの価格に関しては、2012年に最高値を付けたのを最後に、長期的に下落トレンドが続いていた。

コロナショック時に4000円まで落ち込んだものの、量的緩和と景気回復需要により買い戻しが入っている状況。

Silverの詳しい解説記事のリンクを下記に貼っておくので参考にしてもらいたい。

銀(Silver)の解説記事はこちらから

 

SilverはGoldほど価格の安定もなく、インフレ対策に向いているとは言えないが、資産の分散性という観点から少しだけでも積み立て投資しておくのもいいだろう。

メリット

1. 貸株サービスで金利収入が得られる

楽天証券では、国内株式に対しては貸株サービスを展開している。

これは、保有している株やETFなどを楽天証券に貸している間は、定期的に金利収入が受け取れるサービスである。

1542ETFも貸株サービスの対象であり、本来であれば貴金属投資にはインカムゲインは存在しないところを、貸株サービスを利用することで定期収入が期待できそうだ。

長期保有を検討している私にとっては、ありがたいサービスである。

2. 手数料が手数料が無料

通常、株やETFを購入する場合は、購入する際に買付手数料を支払う必要がある。

この買付手数料は、信託報酬と違って買う時だけしか掛からないのだが、100円前後支払う必要がある。

また、保有資産を売却する場合にも同様、売却手数料を支払わなければならない。

このように、積み立て投資などで頻繁に取引するケースでは、結果的に多くの取引コストがかかってしまうのは痛いものだ。

しかし、楽天証券では「いちにち定額コース」を選択する事で、これらの取引手数料が無料にできるのでお勧め。

まとめ

今回の記事では、SilverのETFである1542をご紹介してきた。

繰り返しにはなるが、Silverの価格は乱高下が激しく短期目線での投資は失敗しやすい。

しかし、長期的な目線で見れば世界人口は増え続ける事による産業用途の需要増加、CO2排出削減に向けた太陽光パネルの量産による銀の需要増加、インフレ対策による銀市場への資金流入などによって、2012年の最高値を突破する展開も期待できると考えている。

1542は、私も実際に長期投資のポートフォリオに組み込んでいるので、よかったら参考にしてみてほしい。

ただし、あくまでポートフォリオのごく僅かに留めておく事を推奨しておく。

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